ビジネス関連アップデート
音声入力とAI要約で診療録を自動作成する「medimo」を手がける「Pleap」が資金調達
023年12月22日、医療機関向けに診察会話の音声入力とAI要約でSOAP形式のカルテ原稿を自動作成するWebアプリ「medimo」を提供する株式会社Pleapは、資金調達を行いました。現在「medimo」β版は45のクリニックで利用され、訪問診療グループや大規模病院などとも連携しています。この資金は製品開発と事業推進に使われ、カルテの効率化が求められる背景のもと、AIなどの先端技術を活用して業務の効率化や自動化が進んでいます。
学術関連アップデート
Studies assessing domains pertaining to structural language in autism vary in reporting practices and approaches to assessment: A systematic review
DSM-5では、自閉症と共に言語障害が併発することが認 識されています。しかし、アメリカにおける学齢期の自閉症児童(3-21歳)の構造言語能力をどのように研究が定義し、報告し、特徴付けているかは明確ではありません。アメリカでは、通常、サービスや支援を受けるためには正式な診断が必要ですが、診断の質はその根拠となる研究の質に依存します。このため、構造言語を測定するための英語の年齢参照評価を使用した57の研究を含む系統的レビューを実施しました。研究間で言語能力の測定と報告方法に多くの違いがあること、そして言語障害を特徴づけるのに関連する変数を完全に報告した研究がないことが明らかになりました。結果はDSMのバージョンによって同様でした。これらの発見は、研究者や臨床医が診断基準やグループ化基準の報告に注意を払うべきこと、そして診断基準や支援が自閉症個人や関連する当事者に代表的でアクセスしやすいものであるためには、研究証拠を慎重に解釈することが重要であることを示唆しています。