【ABA】DTTってどんな方法?短い時間で沢山トレーニング可能なDTTについて解説【DTT準備編】
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応用行動分析学といえばDTT!とは言わないまでも、応用行動分析学・ABAとセットでDTTというワードを耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか?今回の記事では**DTT Discrete Trial Traning(離散試行型指導法)**に関して基礎知識と実践するにあたり必要な準備方法に関してご紹介します。
はじめに
応用行動分析学といえばDTT!とは言わないまでも、応用行動分析学・ABAとセットでDTTというワードを耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか?今回の記事では**DTT Discrete Trial Traning(離散試行型指導法)**に関して基礎知識と実践するにあたり必要な準備方法に関してご紹介します。
DTTとは?
DTTは、ある刺激に対して可能な限り小さくされた一つの新しい反応(行動)を学習するための方法です。
刺激「お名前は?」 行動「たかし」 刺激と反応の例
DTTではABC分析の3つの要素に乗っ取り、刺激と行動を結びつけていくトレーニングを実施します。
トレーニングの流れとしては、先行刺激を提示して、それに対する行動を形成し、行動に対する結果を提供するという一連の流れを短い時間で複数回繰り返しトレーニングを実施します。
実際にトレーニングを実施するあたっては、プロンプトや強化等、他の方法も織り交ぜて教えていくことになります。
DTTで達成できること
DTTを使用した際に達成できる主な項目は下記のようになります。
- 口頭でのコミュニケーションスキルの向上
- 質問への回答反応の増加(無反応ではなく)
- アカデミックスキルの向上
- 他者視点取得(他者の視点に立って考える力)
- 感情理解
- 適応行動(特に日常生活上の安全に関して)
科学的に効果があると確認された領域
DTTを実践するにあたって必要な準備について
ここからはDTTを使用しスキル獲得トレーニングを実践するにあたって必要な準備に関して解説します。