小集団でも利用可能!認知行動療法に関して紹介【CBT実践編】
· 約27分
前回の準備編では認知行動療法に関して概要と実際にあたり必要な準備に関してご紹介しました。認知行動療法はプログラムがいくつもあるため、実践編ではCoping Cat Programをベースにどのような流れで進んでいくのかご紹介します。
はじめに
前回の準備編では認知行動療法に関して概要と実際にあたり必要な準備に関してご紹介しました。認知行動療法はプログラムがいくつもあるため、実践編ではCoping Cat Programをベースにどのような流れで進んでいくのかご紹介します。
Coping Cat Programの自閉症時に対する有効性に関しては下記の論文等で検証されています。
The Coping Cat Program for Children with Anxiety and Autism Spectrum Disorder: A Pilot Randomized Controlled Trial McNally Keehn and Kristina Hedtke
Coping Cat programの概要
このプログラムは、不安という心理状態に対して、リラクゼーションや認知的再構築、問題解決、不安を引き起こすものや活動への接触を通じて、より良い付き合い方を獲得していくためのものです。
対象となる年齢層は7−13歳で、推奨されている介入強度は毎週50分程度のセッションとなります。
上記研究論文の中では、8−14歳、IQ70以上の22名の自閉症児および不安障害を抱える子供を対象に16週間のプログラムが実施されました。
以下では認知行動療法の実践例をCoping catに基づいて紹介する前に、どのプログラムを選んでも共通する部分に関して紹介します。