このブログ記事では、サハラ以南のアフリカにおける発達障害児支援者のメンタルヘルスに関する研究を紹介します。

学術研究関連アップデート

Burden of care and mental health of informal caregivers of children with developmental disabilities in Sub-Saharan Africa: the moderating role of resilience

この研究は、サハラ以南のアフリカにおける発達障害児の非公式介護者（N=228、女性165名、男性63名、平均年齢27.85歳）の負担とメンタルヘルスにおけるレジリエンスの役割を調査しました。調査結果は、介護の負担がメンタルヘルスに悪影響を与える一方、レジリエンスがメンタルヘルスに良い影響を与えることを示しました。ただし、レジリエンスが介護の負担とメンタルヘルスの関連を有意に緩和することはありませんでした。この研究は、介護者のメンタルヘルスを守るためにレジリエンスが重要な保護要因であり、発達障害児へのケアの質を向上させるための介入の対象とすべきであると結論付けています。