近年ではニュースやSNSでADHDという単語がよく使われるようになり、療育や発達障害児支援に携わっていない人々の間でもそのワードを耳にしたことがある、知っているという人が増えてきました。
はじめに
近年ではニュースやSNSでADHDという単語がよく使われるようになり、療育や発達障害児支援に携わっていない人々の間でもそのワードを耳にしたことがある、知っているという人が増えてきました。
一方でその名称だけが先んじて広まってしまったという側面もありADHDの実態や定義、これまでの歴史に関してはまだまだ十分に知られているとは言い難いのではないでしょうか?
今回は既にご存知の方も、これから理解していきたいという方にも楽しんで読んでいただけるようADHDの過去、現在、未来に関して詳解します。
ADHDとは
ADHDとは、Attention(注意)Deficit(欠陥)Hyperactivity(多動)Disorder(障害)の頭文字をとった、発達障害のひとつです。
日本語では、注意欠陥・多動性障害とも言われます。年齢に応じて、言葉や行動に不注意や多動・衝動性といった特徴的な症状が見られます。
推定で子供の8.4%、大人の2.5%がADHDの症状があり、男性と女性での発症比率は2:1と男性の方が発症しやすいと言われています。