Skip to main content

我々の目指すゴール

我々は、生まれや特性、環境による差別をなくし、全ての人が尊厳のある自分らしい人生を送ることができる社会を目指しています。しかし、現状では、多くの国や地域がこの理想に至るまでの様々な段階にあり、各段階で特有の課題を抱えています。

  1. 生存要件の充足

    • 最も基本的な段階は、全ての人々が生存のための基本的要件を満たすことです。これには、健康的な食事、清潔な水、適切な衣服、安全な住居などが含まれます。この段階では、生活の基盤となる物質的なニーズに対処することが重要です。
  2. 人としての尊厳の確保

    • 物質的なニーズが満たされたとしても、理不尽な差別や偏見、暴力、病気などの要因で、人々が尊厳を持って生活することが阻まれることがあります。人としての尊厳を保つためには、法律や社会的支援、公正な扱いを受けられる社会環境の構築が不可欠です。
  3. 自己実現の機会の平等

    • 人が尊厳を持って生活できる基盤が整った上で、次なる重要なステップは、自己実現の機会を平等に提供することです。しかし、個々の能力や情熱を追求し、実現するための環境や資源が平等に分配されていない現状があります。

自己実現は、自分の人生を積極的にデザインし、自分らしさを追求する過程です。この段階では、教育や職業訓練の機会、メンタルヘルスサポート、キャリア開発プログラムなど、個人の可能性を最大限に引き出すための社会的投資が特に重要です。

社会全体として、これらの機会を均等に提供し、個々の背景や状況にかかわらず、それぞれが自分の道を切り拓き、自分らしい人生を送ることができる社会環境を整備することが求められます。そのためには、政策立案者や教育機関、ビジネスリーダーなど、様々な立場の人々が協力し合い、個々の才能や志向を育むための多様な社会的仕組みを構築する必要があります