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事業領域とスタンス

事業領域

社会に存在する多様な課題の中で、特に教育とスキル開発は、全ての人々が尊厳を持ち、自己実現する機会を得るための基盤となります。しかし、この分野にはまだ解決を待つ多くの問題があります。その中でも、我々は「教育とスキル開発の普及と革新」において、発達障害という特定の分野に焦点を当てています。

基本スタンス

障害について話を進める上では、何を問題と捉えるか?や何を解決すべきか?といった事柄について基本的な立場を明らかにしておくことが重要だと考えています。 我々は、以下の3つのスタンスを基本として考えています。

  1. 多様性の受容と個人の尊重
    • 我々は、一人ひとりが異なる特性を持っていることを認識し、それを尊重する社会の必要性を訴えています。我々の活動の核心には、「発達障害を治す」のではなく、それぞれの人が自分らしさを大切にし、自身の道を追求でき、コミュニティの中で相互に尊重し合いながら利害関係の調整ができる環境づくりがあります。
  2. 平等な機会の提供と個々の可能性の拡張
    • 我々は、すべての人が自らの意志で学び、成長し、貢献できる機会に平等にアクセスできる社会を目指しています。障害の有無にかかわらず、個人の可能性を最大限に引き出すためのサポートを提供し、各人が望む生き方を選択できるよう努めます。
  3. 共同体の連帯と弾力性のある社会構築
    • 私たちが目指すのは、個々の問題を個人の責任だけのものとせず、全ての人が自分らしくを生きることができる社会を構築することです。また、これを実現するのは共同体の責任であると考えています。

以降のページにおいては、主に日本の現状について詳細に触れながら、我々の取り組むべきと考えている問題や、その解決の方向性について述べていきます。